出発顛末記

窓を開けて運転していたら、
風が強くて顔を動かされ、
首がゴキッといった。


車を停めて他の車の前の
ギリギリの場所を歩いていたら
そのうちの一台が前に出ていて、
それのナンバープレートで
足をゴリッと擦る。


駅に入ると、発車四分前。
切符を急いで買い、エスカレーターに乗ると
ベルが鳴りだし焦る。
到着ベルを発車ベルと聞き違えたのだ。


そして、座席に着いてお土産の饅頭を
買い忘れたことに気がついた。