ゲド戦記

見に行ってきた。まぁひどい。


とりあえず映画とは関係ないところから。
隣のおっさんが牛乳を拭いたぞうきんに
タバコのにおいを含ませたようなにおいがしてた。
そして、アレンが影に追いかけられる最初の場面で
トリックのテーマを流しやがった。
めちゃウザイ。


映画の内容は・・・もっとひどい。
まず、展開がわけ分からん。
感情移入できないから寝ちまった。
この結果、「命を大切にしないやつは・・・!」ってとこと
テルーの唄のシーンの直前部分をすっ飛ばしたから
余計にわけ分からなくなった。


で、次に微妙なとこ。
アレンの無表情なところと
表情のあるところがイヤだ。
アニメなんだからそんなに表情を
しっかり描いたらむしろ気持ち悪い。


気持ち悪いと言えば腕が切れるシーン。
それと、クモの変身後。
生理的嫌悪感すら覚える。
SILENT HILL」といい勝負。


展開が早すぎる。
意味の分からない単語が多すぎる。
原作を読めということか????
ってか字幕ほしい。


展開が早いことについて。
生と死のことで悩みまくってるやつは
そんなに簡単にそこから抜けられない。


やたらと心象風景が入ることについて
場面がどこか分からなくなってイヤだ。
雲のむこう、約束の場所」並に置いてけぼりな感じ。


そして、さらにわけわからないのは
テルーが変身するシーン。
なんでそうなるの??


最後にアレンが最後に言う台詞。
「国に帰って償いをする」というようなことをいう。
実に甘すぎる!!親殺しなんだろ?
国に帰ったとたん大逆もしくは殺人で死刑だ。
王族にはそれを規定する法がなくても
次の皇位継承者に王位は移ってるだろう。
そして謹慎→自害を選ばされる。
それも運良く国があればの問題だ。


冒頭かなりひどい状態だったようだし、
隣国などに責められて国がなければ
なぶり殺しにあってもしかたないんじゃないか?


親を刺すようなやつが「あれは一時の気の迷いでした」なんて
清々しい顔をしていること自体が許せない!!


総合評価は・・・二度と見たくない。
お金でいくらという評価もしたくない。
人に勧めることもしたくない。