「父親たちの星条旗」

わかりにくい映画だった。
ほとんどが回想の形をとっているため
時系列がわかりにくい。
だから、感情移入も難しいし、
人の名前も分かりにくい。


誰が誰やら最後まで分からないくらいだった。
外国人の顔はわかりにくいってやつかな。
たぶん逆のこともいえると思うけど。
だから、「硫黄島からの手紙」について
アメリカの人は同じように思うのかもしれない。


よくわかったことは、
アメリカ人が「過去の英雄」に対して
冷たいのは昔からだってこと。
「シッコ」にでてきた9・11の英雄も
同じような扱いを受けていたし。


写真では苛烈な戦場で無理矢理旗を立てたように見える。
でも、映画では先遣隊が立てた旗を降ろして
平穏の内に立てた旗ということになっている。
それだけ演出がすばらしいのだろう。


Wikipediaによると、その後日本軍が日章旗を二度掲げたそうだ。
壮絶だったんだろうな。