歯医者の報酬

http://sugimurataizo.net/2006/01/post_87.html
ここのページで杉村太蔵氏が
「医者や歯医者というのははっきりいって儲けすぎ」と
おっしゃっているのだが、歯医者の報酬と医者の報酬を
同列に考えてほしくないと思う。


たとえば、根管治療(歯の根っこの治療)は
そこをきれいにしないと再発などの原因となるのだが、
一回目はともかく2回目以降に薬を入れたり
中を掃除をしていくのだが、
そのときの報酬額は110円から260円。
丁寧にやっていると30分から1時間近くもかかるというのにだ。


入れ歯の調整も手間がかかる割りに安かったように思う。
たしかに作ったときにそれなりの報酬をいただくが、
口の中の状況はだんだんと変わっていくので、
時々は調整する必要が出てくるはずだ。


少し古い資料になるが、
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/02/toukei5.html
平成14年度の国民医療費と歯科診療医療費の対比は
30兆9507億円に対して2兆5875億円となっている。
歯科の診療報酬は上がりにくいが、下げられるときには
一律で下がっているという人もいる。


正直俺は医者の仕事のことはわからない。
聴診器でポンポンやってるだけで
かなりの報酬を得ているように見えてしまう。


そして、杉村氏の父親がいっていることもわかる。
実際にそういう風に思っている人も多い。
窓口負担が増えたことで「倍も払わせやがって」と感じる人は多い。
それを利用して医者から足を遠ざけよう
という魂胆なのかもしれない。


保険機関からの報酬をカットするという方向には
ならないんだろうか、とも感じる。